HOME40 interviews > 塩貝 孝雄さん
40 interviews

大山崎共同作業所所長
塩貝 孝雄さん
共同作業所の利用者たちと過ごすレクリェーション活動は
楽しいひとときです。みんな素直な良い子ばかりなんですよ。


PROFILE
しおがい・たかお 75歳
円明寺脇山在住
趣味:健康ウォーキング
座右の銘:誠実に生きること

■質問に対する回答
(1)大山崎山荘美術館 (2)天王山 (3)身近な道路が狭い町 
(4)50年近く会わなかった教え子たちと再会できたこと 
(5)進学ばかりではなく、人間として大切な温かさを持ってほしい
 

 

クッキーづくりに励む利用者たち
 

  共同作業所では、養護学校を卒業した皆さんが就労するまでの準備として、社会復帰へ向けての訓練や作業を行っています。現在の利用者は9名。職員は、私とあと2名が常勤、そして日替わりでアルバイト職員が毎日1名来ておりますので、常時4名がスタッフとして働いていることになります。作業の収益は、働いた利用者に還元しますので、町などからの補助金が運営のための収入源ですね。
  実際のところ、養護学校を卒業しても、企業側の受け入れなどの問題があるので、すぐに「自立」にはつながらない場合が多いのが現状です。だから、こういった地域をあげてのサポートは欠かせませんね。
  私は、京都市内で40年近くにわたって教員生活を送った後、民間の授産施設で障害を持つ皆さんの就労支援に携わりました。そして、大山崎町の共同作業所へ来させていただいたのは、70歳を超えたときでした。今年でもう5年目になります。
  障害を持つ皆さんが、生まれ育った地域の中で自立して生活していくことは、非常に大事なことです。地域に住む皆さんが支えながら、共同で生活していける施設があれば良いんですが。
  それと、いつも昼食を届けてくださるボランティアの方々など、地域の皆さんの応援は本当に大きな力になっています。心からありがたいと思っています。

 
 
トップページへ戻る    次ページへ