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40 interviews

乙訓の自然を守る会会長
宮崎 俊一さん
環境を守ることの難しさを痛感しています。皆さんと一緒に
身近な自然を守っていけるよう、行政とも力を合わせて
進んでいくことができたら良いなと思っています。


PROFILE
みやざき・しゅんいち   67歳
長岡京市天神在住
趣味:蝶の観察
座右の銘:調査なくして発言なし

■質問に対する回答
(1)天王山 (2)天王山 (3)交通が集中することによって弊害を受けている町 
(4)企業に在職中、労働組合の運動に尽力できたこと 
(5)自然の中で、楽しいことも嫌なことも含めていろんな体験をしてほしい
 

 

自然観察を通じて自然の素晴らしさを学びます
 

  乙訓の自然を守る会は、自然観察、自然保護、調査活動、里山保全を4つの大きな柱として、自然を守る活動を行っています。会員数は現在約400人。春の摘み草ハイキングでは、野草を天ぷらにして食べます。初夏のたそがれ観察会では、蝶の観察をし、蛙の鳴き声を聞き、夜にはホタルを鑑賞します。夏には、親子昆虫採集会を行います。冬には、植物や昆虫などを見ることができないので野鳥を観察します。
  天王山は、野鳥や昆虫、植物の宝庫とも呼べる貴重な場所です。雑木林ではいろんな生態系を観察することができます。でも残念なことに、天王山は今、竹によって貴重な雑木林が急速に侵食されています。これを食い止めるには、大変な労力と経費が必要になります。現在、盛んに行われている天王山周辺の森林整備活動においては、ぜひ竹林の整備に重点的に取り組んでもらいたいですね。このまま放っておくと、10年後には天王山の自然は大変なことになってしまうのではないかと心配でなりません。
  「オオムラサキ」という名の蝶をご存じですか?国の蝶として指定されているんですが、これが天王山でも多くみられるんです。そして、「ヒメボタル」が多く生息するのが、桂川の河川敷。何匹ものヒメボタルが一斉に青白い光を点滅させる様子は、とても幻想的で素敵ですよ。これらの豊かな自然をいつまでも守っていきたいですね。

 
 
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