緊急地震速報の発表基準が変更されます(令和5年1月31日掲載)

 令和5年2月1日より、緊急地震速報の発表基準が変更されます。

 気象庁では、近年、高層ビルの増加により人命に係る重大な災害が起こる恐れがあるといったことにより、警戒・注意を呼びかける予測情報を緊急地震速報の基準に加えられることとなりました。

 長周期地震動の基準による緊急地震速報が発表されても、伝え方や見聞きした際にとるべき行動は変わらないため、慌てず、身の安全を守るようにしましょう。

長周期地震動とは

 大きな地震で生じる、周期(揺れが1往復するのにかかる時間)が長い大きな揺れのことを表します。長周期地震動により、高層ビルは大きく長時間揺れ続けることがあります。

 また、長周期地震動は遠くまで伝わりやすい性質があり、地震が発生した場所から数百キロメートル離れたところでも大きく長く揺れることがあります。長周期地震動による大きな揺れにより、家具類が倒れたり、落ちたりする危険に加え、大きく移動する危険があります。

 

変更内容について

 これまで緊急地震速報は、震度の予想によって発表されてきましたが、今後は発表基準に長周期地震動階級の予想値を追加して提供されることとなりました。そのため、長周期地震動階級3以上を予想した場合でも、緊急地震速報(警報)が発表されます。

 

発表基準

震度5弱以上を予想した場合

震度5弱以上または長周期地震動階級3以上を予想した場合

対象地域

震度4以上を予想した地域

震度4以上または長周期地震動階級3以上を予想した地域

 長周期地震動階級の基準による緊急地震速報が発表されても、伝え方や見聞きした際にとるべき行動は変わりませんので、慌てずに身の安全を守るようお願いします。

長周期地震動の階級について

 長周期地震動の階級は4つの階級に分けられます。

 

人の体感・行動

室内の状況

長周期地震動階級1(やや大きな揺れ)

室内にいたほとんどの人が揺れを感じる。驚く人もいる。

ブラインドなど吊り下げものが大きく揺れる。

長周期地震動階級2(大きな揺れ)

室内で大きな揺れを感じ、物につかまりたいと感じる。物につかまらないと歩くことが難しいなど、行動に支障を感じる。

キャスター付き什器がわずかに動く。棚にある食器類、書棚の本が落ちることがある。

長周期地震動階級3(非常に大きな揺れ)

立っていることが困難になる。

キャスター付き什器が大きく動く。固定していない家具が移動することがあり、不安定なものは倒れることがある。

長周期地震動階級4(極めて大きな揺れ)

立っていることができず、這わないと動くことができない。揺れに翻弄される。

キャスター付き什器が大きく動き、転倒するものがある。固定していない家具の大半が移動し、倒れるものがある。

詳しくは、気象庁ホームページをご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先

総務課 危機管理係

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京都府乙訓郡大山崎町字円明寺小字夏目3番地
電話番号:(075)956-2101(代表) ファックス:(075)957-1101
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更新日:2023年01月31日