災害時の避難所における新型コロナウイルス感染症対策について(令和3年6月3日更新)
世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症が終息しないまま、梅雨や台風による水害が起こりやすい「出水期」を迎えました。避難所では、いわゆる「3密」状態が発生しやすいため、町が避難所で実施する感染症対策をご紹介します。一方、避難所の数や面積には限りがあるため、避難者の増加に比例して、どうしても感染リスクが高まることが想定されます。被災リスクと感染リスクを同時に低下させるために、住民の皆さんお一人お一人にも事前に準備いただきたいことを併せてご紹介します。
1.町が避難所で行う対策
- 避難所へ来られた避難者の方に健康状態の聞き取り等を行い、熱のある方や風邪症状のある方は、可能な範囲で隔離します。※
- 避難者(世帯)同士の距離を概ね2m程度確保できるよう、使用する教室などを増やします。※
- 避難所における換気を徹底します。
- マスクやアルコール、体温計など、感染症対策物資を確保します。
- 避難者同士の会話をできるだけ控え、うがい、手洗い、咳エチケットなどの感染症対策徹底を呼び掛けます。
- 保健師による巡回を実施し、避難者の体調管理に努めます。
※1.2.については 、施設の状況や避難者数の増加によって十分ではない可能性があります。また、必要な物資についても、全国的な品薄状態が続いており、十分な確保が間に合わない可能性があります。
2.住民の皆様にお願いしたい対策
1.避難の必要性を再確認してください。
水害や土砂災害の危険性が及ぶ地域は、「大山崎町防災ハザードマップ」に記載しています。ご自宅にどのような危険性が及ぶのか、どのような場合に避難すべきかを再確認してください。
- 町が発令する避難指示などの情報は、対象となる災害を特定して発表します。例えば洪水に関する避難情報の場合、JR線路より西側の方は避難の必要はありません。
- ご自宅が2階建て以上で浸水想定深が3m以下であれば、ご自宅の「2階以上」で過ごす「垂直避難」も有効です。
「大山崎町防災ハザードマップ」はこちらからご覧ください。
2.指定避難所以外の避難先を検討してください。
避難とは「難を避ける」ことをいい、必ずしも町が指定する避難所への避難を指すものではありません。親戚や友人宅などで「難を避けられる」場合には、そちらへの避難を検討しましょう。
- 親戚や友人宅が、災害時に安全かどうか確認しましょう。
- 親戚や友人宅へ避難した場合の「3密」回避方法について検討しましょう。
3.非常持ち出しグッズに感染症対策グッズを追加する。
避難の必要性があり、避難所以外の避難先がない場合、避難所での感染リスクを下げるため、次のような物資を避難時に持ち出せるように事前に準備しましょう。
- マスク、アルコール消毒液(薬用石鹸)、ウェットティッシュ、体温計など
※これらの物資は町でも手配していますが、避難者数に応じた十分な数量を確保できるかどうかは不確定です。できる限り各自でもご準備願います。
災害時には「身の安全」を確保することが最優先であり、避難をためらうことがあってはなりません。事前に避難先を確保することや感染症対策グッズを用意することで、被災リスクと感染リスクの両方を低減させましょう。
詳細につきましては、こちら(内閣府HP)をご参照ください。
- この記事に関するお問い合わせ先
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総務課 危機管理係
〒618-8501
京都府乙訓郡大山崎町字円明寺小字夏目3番地
電話番号:(075)956-2101(代表) ファックス:(075)957-1101
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更新日:2021年06月04日