(8世紀) 久保川遺跡出土の墨書石
円明寺小字里ノ後の宅地造成に伴う発掘調査で出土しました。
池跡の周囲に広がる石敷き遺構の上面から出土しました。
長軸10.3センチメートル、最大厚2.4センチメートルです。
扁平な自然石の平面2面に墨書しています。いずれの面にも渦巻き状の文様を中心に配置しています。
片面には周囲に「王王王」「神」「鬼鬼鬼」の文字を配置します。
渦巻き状の文様は、筆が中心で止まる特徴を示し、「ヒノワ」と呼ばれる近世のまじないの印に酷似している点が注目されます。
地鎮などのまじないに用いられたと推測されます。
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更新日:2019年05月21日