パネルディスカッション(2/2)
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新川氏
はい。どうもありがとうございました。
これからのまちづくりということについて、特に、お一人お一人の住民の皆さん方、女性や子供や地域の視点から気がかりなこと、また、もう一方では、これからまちづくりに望みたいことを、お話をいただきました。 いろいろとご意見をいただいてきましたけれども、ここで、別に合併するとも、しないとも、また、広域化を進めるとも、進めないとも、まだ決まってないわけでありますが、少なくともそういう議論を始めようとしておられる河原?(*山へんに立可。以下同じ)町長さんに、今までのお話も含めまして、今後どんなふうな進め方をされていかれるのか、非常にお答えになりにくいところも多いかと思いますが、お話を少しいただきたいと思います。
それから、すいません。あわせて2点ほど、ちょっとお願いがございます。実は、会場からたくさんの質問をいただいておりまして、その中で共通して、1つは2市1町といいますか、この市町での今、合併についての検討が、これからどういうふうに進もうとしているのかということについて、ぜひお伺いをしたいという、何人かの方から共通して、そういうご意見をいただいております。
そして、あわせて、これからの協議をしていかれる際に、どの辺が一番問題になりそうなのか。議会なのか住民なのか、いろいろとあろうかと思いますが、もし障害になりそうなこと、あるいは大きな問題になりそうなことがあるとすれば、どの辺なのか。この2点、少し、今の皆さん方のご発言ともあわせて、少しコメントをいただければと思いますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。河原崎町長
各パネラーの皆さんから、これからのまちづくりについてのお考えを聞かせていただきました。こういったシンポジウムを開催させていただきました趣旨が、合併やまちづくりについて、どのようにお考えになっているかということを知る一つの機会であるというふうに我々も思っておりますので、貴重なご意見をいただいたということで感謝申し上げたいと思っております。
それぞれの皆さん方のまちづくりのお考えに対して、一つ一つお答えをするということは、非常に時間的制約がありまして、させていただけないとは思いますけれども、皆さん方がおっしゃる、いわゆる経済の活性化につきましても、高井会長さんからご提言がありましたように、今、乙訓地域の交通情勢が非常に変わってきたという、このこと。それから、これからも変わろうとしている現状から見て、確かに、ご心配の向きは我々も認識をさせていただくべきことだと思っておりますし、そういったことを十二分に踏まえながら、これからの対応を住民の皆さん、議会の皆さんとも議論を高めながら、解決に向けて努力をしていくということになろうかと思っております。
大山崎町の例をとりましても、大山崎町のJRの山崎駅から国道171号の距離が100メートル足らずの一番狭いところであります。大体、駅周辺は広い土地がありまして、そこに商店が集積をいたしまして、一つの大きな経済の活性を図っているというのが理想ですけれども、大山崎町の場合は、そういったスペースがございませんので、従前から、やはりその消費が非常に進展しない駅前だと、こういうように言われております。我々も、以前から商工会の皆さんとも十分、その駅前への集積化等につきましても議論したことがあるんですが、これは商店そのものを集めるということは非常に難しい問題ですから、結局、意見の一致を見なかったわけでありますけれども、駅前に商店が少ない状況になりますと、サラリーマンが駅を降りられましても、駅前で何かしようかということはなくて、もう即家庭へという、こういった傾向がありますので、余計に駅前での購買力が低下してくると、こういうことであります。まさに今おっしゃっているように、商業ゾーンが変化してくるということに対しましては、また、そういった手だてを十分に考えていかなければ、その役割を果たせないというようなことも、十分、私自身もわかるような気がするわけでありますが、そういったことも、これからの問題として十分に考えていかなければと思っております。
また、農業関係の問題として、長谷川会長さんよりご指摘をいただきました。これは、この乙訓地域だけではなくて京都府下、やはり丹後、丹波地区におきましても、非常にこういったケースが出ております。公社を設置して、それに対応するとか、いろんな対応策を講じておられますけれども、やはり都市に供給する水、食糧、緑、その他電気等々につきましても、やはり農村から都市へという、こういったことが当然のことでありますので、もっと農村が繁栄する、繁栄するというのはおかしいですけど、維持していくというようなことにも視点を向けなければならない、このようにも思っております。
それから、JCの波夛野理事長さんからのご意見でも、やはりこれ、人づくりは、まちづくりに通じるものがありますので、こういった点にも十二分に議論をさせていただきながら進めなければならないというふうに思っております。 また、村本さんの、いろんな点につきましての施策の維持、そういうことのご心配も非常に多いと思いますが、これも、やはりそういった顕著にあらわれることが少しでも和らげるような対応を考えていく必要があるのではないかと、このように思っております。 これからの乙訓2市1町の課題といたしました、こういったことを十二分に意見を尊重させていただきながら、やはり将来に向けてどうするかということを真剣に考えていく必要があるというふうに思っておりますし、今、分科会等におきましても、昨年の3月に特集号を出しましたけれども、さらにもう一歩踏み込んだ特集号の作成をして、住民の皆さんに情報の源として提供させていただきまして、議論を高めていただくということの計画をいたしておりますが、早い機会に実施する必要があるなと、このように思っております。 ただ、これからの細かい点をより深く情報提供させていただくということになりますと、2市1町でいろいろ検討しています中身を見てみますと、やはり2千数百項目にわたる、事業の整合を検討していかなければならないし、そうでなければ、次の特集号で納得していただけるようなものができないのではないかということがありまして、そうなりますと、それを整合する事務局体制をどうしていくかということが課題となってまいりますので、我々といたしましては、そういったことに対する課題を、どう解決していくかということについても十二分に今後の議論をしてまいりたいと、思っているところであります。
それから、最後に2点、場内からのご質問の中にたくさんあったということで、これからどのように進めるのかということでございますが、今もちょっと触れましたように、特集号を発行いたしまして、ご意見をお伺いし、そして、今日、このようにシンポジウムを開催をさせていただきまして、いろんな代表の方からご意見をちょうだいいたしました。これに基づきまして、次の特集号を編さんするといたしますと、合併をした場合に、どのようなメリット、デメリットがあるのか、あるいは、今行っている政策がどのように変わるのかということ等の、やっぱり比較検討も十二分にしていく必要があるというふうに思っておりますので、先ほど申し上げました2千数百項目にわたる整合ということにも取り組まなければならないと、このように思っております。 ただ、2市1町といたしましては、17年3月31日までの特例法に該当するようなことを今からでは時間的に十分間に合わないのは、もう明白でありますので、そういったことにとらわれず、これから乙訓のあり方が、どのようにすれば一番住民の皆さん方に、よりよい乙訓になるということを前提に粛々と進めてまいりたいと、このように考えております。
それから、どの辺が問題になるかというご質問でありますが、これは非常に難しい問題でありまして、前回の凍結になりました6年余りの期間の協議の中身を見させていただきましても、やはり基調講演で先生が最後に申されておりました歴史的な経過や、そして、いろんなことが集約されているというふうに思っておりますので、どの辺が問題なのかということにつきましては、ちょっとお答えがしにくいわけでありますけれども、我々といたしましては、人にはそれぞれに、いろんな考えがあると思いますので、それをいろいろ聞かしていただきながら、こちらで整理をさせていただいて、そして、それを乗り越えながら、やっぱり議論を進めていくということが必要ではないかなというように思っております。非常に難しい問題だとは思いますけれども、この壁を乗り越えない限り前進はないと、このように思っておりますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
新川氏
はい。どうもありがとうございました。
大変答えにくい質問をさせていただくことになりまして、申しわけありませんでした。
少し会場の皆さん方からもご質問をいただいております。若干私の話にも関連するところがありますので、ご紹介をしながら少しお答えをさせていただき、また、場合によってはパネラーの皆様方、特に、今日は河原?町長さんにお伺いをしなければならないところもたくさん出てこようかと思いますが、適宜お話をいただければというふうに思っております。
まず、今日、ご議論をいただいております、この場というのは、京都南部地域行政改革推進会議乙訓地域分科会というところで進めておられます2市1町の枠組みで、まずは、いろいろ議論してみましょうということで始まっております。しかし、今日、ご質問をいただいた方の中で、むしろ、ほかの市町村も含めて考えてはどうか、場合によっては京都市とか大阪府の府内の市町村との関係もあるのではないか、あるいは、少なくとも、この三川合流点、対岸も含めて考えてもよいのではないか、その方が合理的だろうという、こういうご意見があります。
もちろん、この南部地域全体をどう考えていくのかということについては、これまでいろいろ議論もされ、また、それぞれの地域の特色や、それぞれの地域の合理的な区域のあり方ということについて、歴史や、あるいは経済、社会的なつながり、これまでの行政の積み重ねといったようなことも含めて、京都府の研究会では、まず現在のような南部、そして、その中での乙訓の分科会というような枠組みをつくってきました。
ただし、これが本当にいいのか悪いのかということについては、またこの地域で議論をされていく中で、さらに議論が深まる中で、もう一度考え直す機会というのも当然出てくるのではないかと思います。そして、より大きな区域で考えていくということのメリットもありますし、逆にまた、先ほど、町長さんがおっしゃられたとおり、逆に難しい面というのも大きくなれば大きくなるほど、たくさん出てくるということがあろうかと思います。
それから、もう一点は、合併ということは仮にあったとして、まずその障害というのがいろいろあるだろう、しかし、それを先に向けて、どういうふうに克服していけるのか。それは合併した後も、それぞれの地域のしこりが残っては、これはやっぱり、これからのまちづくりに差し支えるだろうと、そんなようなご意見もいただいておりまして、それは過去の合併の事例が、多くがやはり同じようなことを経験してきている。当地域でもそうなのですけれども、そういう事例を目の当たりにされているケースがあちらこちらにあります。
比較的この京阪神の地域で都市化が進んだところでは、ますます土地開発がどんどん進みますので、そうした地域格差というのは縮小方向で、これまで進んできましたけれども、やはり地域によっては、合併はしたけれど当初の約束と違って、我が地域はどんどん寂れるばかりであるというような、そういうご不満も随分と出てきております。そして、いつまでも、なかなか地域的な一体感というのが出てこないという、そういうケースもあります。
やはりこれからの、そんな大きな人口が急激に増えていって、都市化が進んでというようなことはもう、そうは考えられないという状況の中で、むしろ、それぞれの身近な地域からのまちづくりということを考えていくということが大事だろうと思っています。しかし、それはもう少し言うと、今の市町村の区域でも大き過ぎるし広すぎる、つまり地域の方々が、自分たちで自分たちの身の回りのことを考える単位としては大き過ぎます。もう少し身近な小学校区とか、あるいは身近なコミュニティの単位、そんなところからの地域づくりというのが、これから大事になってくるだろうと思っていますし、逆に、そういうところがきちんと機能するようにしていけば、現在の市や町の区域にとらわれる必要は何もなくなるんじゃないか。いろいろご懸念の中にもあるような地域での身近なサービスであるとか、あるいは地域での支え合いとか、そういう仕組みも随分と違ってくるのではないか。そうした地域の仕組みというのが、地域の組織というのがしっかりしてくれば随分変わってくるのではないか。そんなようなことも考えておりまして、多少やはりこれから、そうした地域への参加とか、それから、その地域をベースにした行政とのパートナーシップとか協働ということが、鍵になってくるのかな、などというふうに思いながら、ご質問を読ませていただいておりました。
さて、そうは言いましても実際、この地域、当地域で、いろんな行政課題があって、それは本当に、その合併なんぞによって解決できるんだろうかということについて、幾つかご質問をいただいております。
1つは、やはり、先ほど村本さんからもご意見ございましたけど、やはりサービスに随分アンバランスが出てくるんじゃないかということでありました。基本的には、行政というのは平等・公平にサービスを提供するということが義務づけられていますから、アンバランスは発生しないのですが、以前の状態と比べると随分と悪くなったとか、良くなったとか、いろいろ議論が出てくるだろうというふうに思いますし、当然、物理的な側面で、サービスの提供を受けるところが遠くなったとか近くなったとかというような議論は、あり得るかもしれません。このあたり、特に大山崎というのが一応、一番南側ということもございますので、そうしたアンバランスが気にかかるというようなご意見もございました。
それから、当地域、土砂崩れ等急傾斜地の問題であるとか、あるいは地域のコミュニティの醸成であるとか、あるいはまた、実際に合併などというようなことになってしまうと、本当に身近な、きめ細かなサービスが提供できなくなるんじゃないか。また、それぞれの地域の文化や歴史、こういうものが無視をされてしまうということにならないか。ここの地域が持っている伝統というのを継承できなくなっていくのではないか。そんなようなご懸念も具体的にいただいております。
行政サービス的な側面で言えば、有り体に言えば、そのサービスの水準がどうなるのかというのは、これから行政の中でご議論をいただくということですが、原則は、先ほど申し上げましたとおり、公平・平等にサービスが提供されなければなりませんので、較差ができるということは一般的には考えにくい、個別には事情によってあり得るかもしれませんが、一般的には考えにくいですし、この比較的コンパクトな地域、乙訓の地域の中では、あんまりそういう差は生まれにくいであろう。ただし、以前のサービスと比べると悪くなる可能性はあると思っています。このあたりは今後、仮に合併するとすれば、まさに協議の重要なポイントになってくるだろうというふうに思っています。
それから、いや、やっぱり身近でサービスができなくなるんじゃないか、遠い役所まで行かないといけないんじゃないか、というようなご議論がありますが、これまでの合併の先例を見ている限りで言えば、従来の窓口的な行政機能であるとか、身近なサービス機関というのが大幅に再編をされて、どっかに集約をされるというようなケースが余りありません。本庁機能が変わりますけれども、出先窓口体制というのは、それほど変わらないというケースが多いですし、個別、個々の福祉施設等々が、じゃあ全く廃止をされて移転されてしまうかというと、機能の変化、一定期間で部分の機能の集約ということ、特に管理的な機能の集約はありますけれども、施設サービス自体をじゃあ、やめてしまうというケースは、そうはないというふうに考えております。このあたりも、しかし、合併協議の重要な論点にはなってきます。
そのほか広域化をする前に、あるいは合併を考える前に行政の合理化、効率化というのを徹底してやっていけば、そんなに問題はないんじゃないかというお話がございますが、今の財政事情からすれば、恐らく、この数年のうちに財政調整基金も底をつき、根本的なリストラを考えないといけない状態に、この2市1町、直面をいたします。その中で従来のサービスを大きく切り下げ、そして、現在の職員体制も含めて、みんなで節約を徹底的にして単独で生き残るという、こういう行き方もありますし、もう一方では、それを大きく合理化をして、もちろん全体としての経費の節減を同じようにしながら、しかし、サービスの量、供給量を一定減らさないで済ませる方法として、規模の経済効果でもって、そのあたりを何とか対応していくというようなやり方もあるだろうということで、これはもう皆様方ご自身の選択にかかってというふうに申し上げるしかないというふうに思っております。
そんな中で、文化や歴史というのが無視をされ、伝統が消えてしまう可能性、これはもうご指摘申し上げたとおりで、明らかにあります。ありますが、行政の枠組みが変わっただけで、なくなる文化なら、そんなものは要らないという話も、これは極論でありますが、あるかもしれません。役所に支えられた文化などという危ういものはやめましょうというふうに、いつも申し上げているんですが、そうではなくて、しかし、それぞれの地域がどういうふうに、こうした歴史や文化・伝統を大事にしていくということをやっていくか、あるいは、これまでやってきたかということが改めて問われているのが、この合併騒動だろうというふうに思っておりますし、そうしたものを大事にされるところは、合併しないという選択も既に明確にされているところもあります。
さて、当地域がどういう方向に行かれるのかというのが、極めて外野で無責任でありますけれども、やはり皆様方のご決断にかかっているというふうに思いますし、合併したからといって、それぞれの地域の特性や文化がなくなるということであれば、それは、その程度の文化や伝統でしかなかったかもしれません。
このあたりは、いろいろとご議論はあろうかと思いますが、とりあえず、そういうご懸念が出ていることは間違いありませんし、実際に当地域、活断層もあって地震の危険も考え、安心・安全のまちづくりや急傾斜地への対応等々も、これも緊急事態で、合併騒動なんぞより前にやっておくべきことがあるんじゃないか、ということも確かにそのとおりでありますが、同時に、行政のリストラも一緒にやりながら問題対応を考えるということも、より効果的に考えていく際の一つの手段かもしれない、ということはご指摘をさせていただきたいと思います。
さて、今のサービスのアンバランスであるとか、あるいは身近な行政ができにくくなるんじゃないかとか、いろいろとご懸念の点がありました。急傾斜地の問題、コミュニティの再編、身近なサービス、きめ細かなサービスができなくなったり、遠い場所でサービスを受けないといけなくなる、そういうふうなご指摘もありましたが、もし、河原?町長さん、何か、こうした点について今後のご検討の中でも、いろいろご議論がされていかなければならない点、多いのではないかと思っておりますが、ご発言のできるところがありましたら、お願いをしたいと思いますが、いかがでしょうか。
河原崎町長
いろいろなご意見をいただいておりまして、まさに一つ一つが核心に触れているなあというふうに思って聞いておりました。
先ほども申し上げましたように、確かにサービスのアンバランス等は必然的に起こってまいりますし、それから、防災につきましても、いろいろ各市町で対応はしておりますけれども、やはり限界があるということも、そのとおりでありますので、我々といたしましては、やっぱりそういったことを調整するという必要がまずはあるのではないかなというふうに思っております。先ほども申し上げましたように、特集号を出して、一定“みんなで考えよう!未来のまちづくり"ということで、情報提供させていただきましたけれども、さらに細かい点につきましての整合を図りながら、皆さんにまた、次の特集号をご提供させていただいて、それらをご覧いただいて、ご意見をちょうだいするという機会をつくってまいりたいというふうに思っております。そのためには、先ほど申し上げましたように、2千数百項目にわたる2市1町の調整項目を整合させながら、まとめをしていかなければならないということになりますので、組織的にも人員的にも、やはり一つの体制づくりが必要だと、このように思っております。
これからは、2市1町の首長をはじめ議長さんで構成する自治研究会等へも、こういったご報告をさせていただきながら、そのようなことが実現できるような体制づくりに努めてまいりたいと、このように考えております。ただ、余り急いで、再び前回の轍を踏むということになりましたら大変困りますので、我々といたしましては、そういうことのないように、まさに市町村合併は地方自治の根幹にかかわる重要な問題であるというふうに思っておりますので、議会をはじめ住民の皆さん方による自主的、主体的な議論が十分行われることが大切であり、また、そういった議論の中から合併の環境づくりができれば、合併という問題は、避けて通れない問題だというふうに認識はいたしておりますので、そういった意味での十二分な議論を高めていただくために、今後も情報の提供に努めてまいりたい、このように考えておりますので、皆さん方のなお一層のご理解とご指導、ご鞭撻、ご協力を賜りますように、心からお願いを申し上げる次第であります。
新川氏
はい、どうもありがとうございました。
大分時間も厳しくなってまいりましたけれども、少し会場の皆様方からも、ご意見あるいは、ご質問をいただいてまいりたいというふうに思います。
恐縮ですが、手短にご発言をお願いできればというふうに思います。どうぞ挙手をいただければと思います。マイクを持ってまいりますので、どなたかございますでしょうか。
お三方がありました。じゃあ、このお三方に、申しわけありませんが限らせていただきます。順番に、それぞれご発言をいただければと思います。マイクを今お持ちいたしますので、それでは、皆様方の方から見て左手の方から、順次ご発言をお願いいたします。よろしくお願いいたします。
聴衆A
すいません。企業におりました関係上、市町村の合併というのが、例えば会社の合併というようなものになぞらえて考えられるんですけれども、会社の合併というのは、その競争力を増すために生き残り作戦というような意味で、そのときに給料を下げたり、従業員をリストラをしたりということで、非常に厳しい局面の中でやっていると。市町村の場合でも、その生き残りというか、要するに、窓口サービスみたいな基本的なものについては、なるべく安く上げて、そのプラス、魅力的な施策を打ってもらうために競争力を増すとか、あるいは、京都市内と比べて、これだけ住みやすいとかというようなことで、やっぱり競争してもらうというようなつもりで考えていただくのが、やっぱり本意じゃないかと思うんですけれども、ちょっと口幅ったい言い方なんですけどね。その辺を一つ、お考えいただきたいなという気はしておりますが。
新川氏
ありがとうございました。
少しあと、まとめて、最後のご発言のところで今ご指摘のありました競争力、地域の魅力を高める、そういう観点での議論をできないかというご意見につきましても、ぜひパネラーの皆さんと一緒に考えさせていただきたいと思います。ありがとうございました。
それでは、真ん中あたりで、お手が挙がっておられました方、お願いいたします。
聴衆B
大体もう、お話は、行政とか財政を中心にお話をされました。そういうものを聞いておりまして、将来、かなり苦しくなるなあという、ことに財政的に苦しくなるなあという印象を持ったわけです。
ところで、その市町村合併というのは、何も行政とか、あるいは財政だけじゃなくて、文化面だとか歴史なんかについても大いに関係があると思うんですけれども、今、その財政の苦しさが結局その文化、直接に文化は今の時代に関係しませんから、だから、そういう面に圧力がずっとかかってくるんじゃないかと思います。現在でも、その文化財を守るため、あるいは、ここにたくさんの歴史的な遺産があるんですけれども、それを十分に守られていない。むしろ放っておかれていることが幾つがあるんですけれども、一層それに対する圧迫がかかってくるんじゃないかということを恐れるんですけれども、それについてちょっと。
新川氏
はい。ありがとうございました。
特に文化財の保護という観点で、また、歴史や文化に対して将来の心配ということでご質問をいただきました。このあたりも、あと、パネラーの皆さん方から最後、ご回答をいただく中で、また、おまとめをいただく中で、お話をいただきたいと思います。
もう一方、右手の方にいらっしゃいました。お願いいたします。
聴衆C
合併問題で、今の美山町で町議会の解散要求の選挙がやられていると思います。伊根町でも住民投票条例の制定で、そういう運動が起きていると思います。これまでも、もう府下各地で住民投票の条例を求めるいろんな運動が行われていると思うんですね。美山町の場合は賛成反対が五分五分と、白紙が賛成票と見られて可決されたと、こういうことを聞いたんですけれども、住民のニーズにこたえるこの合併ということでしたけれども、そうであれば何で、こんなに住民の中で住民の争いが起きているのかということは、非常に疑問に思うんですよね。だから、今日の新川先生のお話の中でも、この辺をちょっとね。何がこの大きな問題になっているのかと。河原?さんも残念ながら、ちょっとわからんというコメントやったんで、その辺、ちょっとはっきりしておかないと、これからの合併論議についてもね、非常に危惧が持たれるんじゃないかというふうに思います。
特に、乙訓地域で言えば、水と緑に恵まれているということもあって、ずっとこの地に住んでいたいという人が相対的に高いと思うんですよね。だから、私は、このテーマがこれからの乙訓を考える、乙訓地域のあり方を考えるということであれば、これは合併問題だけではなくて2市1町が、やはりそれぞれの市町が、市町が持っているそのよさですね。個性、どうやって自立したまちづくりを進めるかと、こういうものを一方に置かれて検討されなければ、ちょっと、乙訓地域の将来の発展の方向というのは合併だと、こういう立場から議論がされるとね、ちょっとこれは今の乙訓地域の現状から見たら、そぐわないんじゃないかなあという感じはしましたので、そのあたり、もしあれば、お願いします。
新川氏
はい。ありがとうございました。
特に、やはり今各地で起こっております合併をめぐるさまざまな対立、その背景にどんな事情があるのか。そしてまた、この乙訓というところで地域づくりを考えるときに、合併ありきではなくて、まずは、それぞれの地域のよさを生かしていくような、そういうまちづくりもあるのではないかと、そういう観点でのご質問をいただきました。このあたりも含めまして、最後のまとめのところでお答えできる範囲でお答えをさせていただきたいというふうに思っております。
それでは、もうほとんど時間ございませんので、パネラーの皆様方から、今、会場からいただきましたご質問、それから、それぞれのほかのパネラーの皆さん方のご発言等々も踏まえて、少し、今日のご感想や、あるいは、まとめのお言葉を順次いただいてまいりたいと思いますが、今回は、村本さんから少しお話をいただけますでしょうか。
村本代表
適切なまとめにはなってないかと存じますが、私、女性としての立場からでございますのでお許しいただいて、先ほどの繰り返しになるのですが、これからの乙訓を考える上で、今存在するそれぞれの地域のよさを改めて見つめ直し、お互いの個性を尊重した上で、広域的な観点からのまちづくりを考える必要があるのかと思っております。その上で地域に暮らすすべての住民が自らのこととして、この乙訓のこれからのあり方を考えていくべきではないかと思います。
そして、その中では、日常生活に密着している私たち女性の果たす役割は非常に大きなものであると感じております。責任もあります。そうした役割を十分に認識しつつ、できることから少しずつ行動してまいりたいと考えております。
以上でございます。
新川氏
はい。どうもありがとうございました。
それでは、波夛野さん、よろしくお願いいたします。
波夛野理事長
はい。皆さんのちょっと、ご意見も今聞いていたんですけれども、我々乙訓青年会議所としましては、やはり広域な団体として、今いろんな諸問題が地域で上がっているものをやっぱり研究調査して、それをまた地域の皆さんに、まずは、そのまちづくりについても興味を持ってもらうような、何かそういうような仕掛けみたいなものが、我々の青年会議所の地域での責任かなというように感じております。
また、若いメンバーで構成されていますので、また、若い観点から見たまちづくりというものに対しても、どんどんとこのまちの方に提言していきたいというふうに思っています。
そして、最後になりますけれども、会場を見ますと私たちの先輩の方もいらっしゃいますけれども、我々、今、64名で活動をしております。2年ぐらい前までは会員の減少いうのがかなりあったんですけれども、昨年ぐらいから会員数が増えてまいっております。これも新しい時代を切り開いて頑張っていこうという若いメンバーが増えてきています。最近では女性会員も入ってまいっております。この場を借りてですけれども、また、ご子息、また、お知り合いの方で、我々とともに一緒に活動していただける方があれば、ぜひ毎月説明会しておりますので、乙訓青年会議所の扉をたたいていただいて、また、今日、いろんな問題が出ています。それも一緒に考えていきたいというふうに思っています。
それから、我々のメリットということじゃないんですけれども、青年会議所の大きな我々の特徴としては、まず、出会ったら握手をして、あいさつをする。まず、その礼儀のところを一番初めに教えられます。また、こういうような時代だからこそ、そういうようなところから我々勉強していきたいというふうに思っています。それも地域におけるコミュニケーションとかコミュニティの問題にもつながっていくと思いますので、ぜひ、お知り合いおられましたら、よろしくお願いします。
新川氏
はい。どうもありがとうございました。ぜひ皆さんも、関心持ってご参加いただければと思います。
それでは、長谷川さん、よろしくお願いいたします。
長谷川代表
私は、また農業委員会の立場で答えますけれども、昨年の11月1日から、一部、農業委員会法が変わりまして、必置基準面積が200ヘクタールに引き上げられました。こういった中、200ヘクタールになりますと、向日市が農業委員会を置かなくてもよろしいよということになりまして、大山崎さん、向日市が農業委員会は置かなくてもよいということでございますけれども、これは任意に大山崎さん、向日市は、農業委員会を置くということが決定されています。こうした中、2市1町が一つになりまして、また、農業委員会が一つになりますと、いろいろとメリットがあろうかと思いますけれども、そういった点で私はいいんじゃないかと思います。以上でございます。
新川氏
はい。どうもありがとうございました。
それでは、高井さん、よろしくお願いいたします。
高井会長
先ほどからお話しておりました、このまちの繁栄というテーマじゃ、ちょっと今のご質問では、ちょっと答えにならないように、ちょっと思いますので、私は事業をやっておりまして、また、事業をやっている方々ともいろいろお話をするんですが、今の傾向は、日本人は大体あんまり働かんようになってきたと私、こう思っております。いろんな会合に出ていったら、年金の話が大体主体でして、年いった人は年金の方に関心が行って、働いて、そのものをつくり上げていこうという気概が非常に少なくなってきたように思います。そしてまた、若い人は、昨今見てましたらニートとかフリーターとか、本当にまじめに働くのかなあというような傾向が非常に強くなってきております。
今、この日本の国を維持していくのは、やはり立派なこの社会制度を維持していくためには、日本人もっと働かないと、これ維持できないところへ来ておるわけでありますし、また、都市の合理化ということで、合併問題でたくさん出てきておるんです。我々、基本的に、こうした問題に取り組んでくるときには、やはり積極的にものをつくり上げていくという気持ちで、こういう問題に取り組まないと、どうしても否定的なところを強く、もっと今の権利を守ろうというような形で言うてますと、なかなかまとまりづらいんじゃないかなあと、こういうふうに思います。 私は、これからの経済というのは、やはり我々努力してつくり上げていくんだ、商店街は、今までは自然発生的に成り立ったんだけれど、我々が人工的につくり上げていくんだと、そういうような考え方が本当に必要なところへ来ておるんじゃないかなと、こう思います。
皆さん方のご理解を得て一緒に、そうしたことに取り組みさせていただけたらありがたいと思います。
新川氏
ありがとうございました。
それでは、河原?町長さん、では、ひとつよろしくお願いをいたします。
河原崎町長
それでは、合併に対する取り組みの問題につきましては先ほど申し上げました。今ご質問がありました点につきましては、先ほど新川先生の基調講演の中にもありましたように、非常に地方と国との役割がどのようになっていくかというような、大きな変革のときを迎えておりますし、そういった面から国の政策を通じて考えてみますと、やはり小さな自治体は、非常に財政的に厳しい状況があるということは事実でありますし、今後も、こういった状況が続いていくということでありますので、本当に行財政改善に心骨を注ぎながら、行政の維持、推進を図っていかなければならないということであります。今までは、役所は大体コスト意識というのを考えていないというのが定説でありましたけれども、最近は、そういったことを十分に念頭に入れながら、行財政改善を図っていくということが言われておりますので、我々といたしましても、そういったことに十分留意をしながら、行財政改善に努めてまいりたいというふうに思っております。また、当乙訓地域は、神社仏閣、そして文化遺産の多い地域でございますので、こういったことを継承しながら、まちづくりをどう進めていくかということも重要な課題であるというふうに思っております。
まだこのほかにも水道の問題とか、いろんなことを、協働で広域的にやらなければならない問題が山積をしているということでありますので、ご質問で三、四人いただきました合併によるまちづくりをいうことのみに固執しているわけではございませんし、3つの一部事務組合を構成しながら、いろんな意味で広域行政を行っておりますし、また、先ほど申し上げましたような課題もありますので、そういった課題をやはり解決しながら、広域的な行政を進めていくということも、あわせて十二分に2市1町間の調整を図っていく必要があろうかというふうに思っております。それが、ご指摘いただいておりましたように、よいところを生かしていくということにもつながっていくのではないかなと、このようにも思っております。
いずれにいたしましても皆さん方とともども、皆さん方のご意見を十二分に拝聴させていただきながら、議会の皆さんのご意見も十二分に聞かしていただき、これらの推進に努力をしてまいりたいと、こういうことでございますので、ご理解を賜りたいと思いまして、最後のごあいさつとさせていただきます。
新川氏
どうもありがとうございました。
幾つかご質問をいただきました点も含めて、私も少し、今日のまとめのようなことを、お話をさせていただきたいと思います。
1つ、企業合併に見られますような、やはり競争力とか魅力というのをベースにした、これからの地域づくりというのを考えていかないといけないんじゃないか。まさに、そういう選択肢がようやく真剣に議論をされるようになったというふうに考えていいんだろうと思います。これまでは、どちらかというと自治体というのは受身で、ご要望があればとか、国のご指示があればということで動いてきたわけでありますけれども、自分自身でそういう魅力づくりをし、生き残りをしていかないと住民の皆さんに捨てられるという、そういうことが、いやいや、実際にそういうことが起きるわけではないのですが、やはり住民の皆さんから厳しいご批判をいただかざるを得ない、そういう状況になってきているということだろうと思っています。
そういう意味でも、いろんな可能性を今、追求をしていかなければ、やはりそれは、さぼってるということになって、こういう、今日のようなシンポジウムにもつながっているのではないかと思っております。
それから、やはり合併を通じて歴史とか文化、言ってみれば、お金にならないところというのは一番割を食う、まさに日本という国自体が、先ほど町長さんからもありましたが、この50年、あるいは、それ以前から、そういうものに対して一番無頓着な国の一つだったのではないか。先進国の中でも極めて、そうした関心が低かったのではないかというふうには思っております。ご心配はそのとおりだと思いますし、しかし、現状だけで言えば、国も地方も合わせて、そうした問題はますます知らんぷりを決め込もうという、そういう方向の方が強くなってきています。逆に、地域の中で、これ、どういうふうに考えていくのかということが、改めて問われそうだなあというふうに考えておりまして、そのための方法を逆に、地域の中で議論をし始める、そういう時期に来ているのではないかというふうに私自身が考えております。
もちろん合併については当然、そのメリット、デメリット、よしあし含めて、いろいろ議論ございます。ご質問にもありましたように、各地で合併をめぐって深刻な対立があります。当然、もうこれは、こういう重大な問題であればあるほど、決定的な利害の対立というのがあって、最後は何がしか決断をしなければならないということになるのだろうと思います。恐らく一番まずいのは、そこで決断を先延ばしにして、どちらの選択もできなくなるというのが一番まずいというふうに、個人的には思っております。
その意味では、実は、合併というのはそれぞれ、お一人お一人の住民の方々、地域で暮らしておられる方のそれぞれ立場から、ぎりぎり煮詰めていけば、さまざまな利害というのが当然ぶつかるものというふうな前提で考えた方がいいだろうと思っております。暮らしにせよ、経済にせよ、あるいは、それぞれが高い価値観を置いている、例えば自然環境が大事、あるいは文化・歴史が大事、地域のコミュニティが大事、いろいろな優先順位があろうかと思います。そういうものの組み合わせの集大成として合併するか、しないかというところで、深刻な対立が起こってくるのだろうと思います。 それを乗り越えるのは、やはり地域での最終的なリーダーシップ、どういう将来像を示し、そして、それに向けて人々を糾合できるかというところにかかってくるというふうには思っておりますが、口先ではそう言ってますが、現実は、なかなか難しいということはあります。
ただ、幸いなことに、こうした合併を議論せざるを得ないような環境ができてきて初めて、改めて地域でできることもあるんじゃないか、地域でやらないといけないことあるんじゃないかという議論が、ようやくまともに起こってきたなあというのがあって、これは反面教師みたいなことになってしまうのですが、重要ないい機会を与えられているのではないかというふうに思っています。
今日の議論は、もちろん広域的な乙訓という単位でどう考えるのということでしたから、それぞれの2市1町で、それぞれ、よりよい自立したまちづくりをどう考えるかという議論には当然入りませんでしたが、もう一方では、こうした機会に、いや、我が町でできること、我が市でできること、これをやっぱり真剣に考えていくというのが逆に、今度はまた、どうしても広域で考えざるを得ないようなことというのも明らかにしていくし、広域ではどうしてもできないことというのも明らかにしていく、そんな機会になるのではないかと思っております。
いずれにいたしましても、当地域では、この合併とか広域的なまちづくりということについて、ようやく議論をもう一度興すことができる、そういう出発点に立てたというのが共通した今日の認識だろうというふうに思っています。これは議論が始まったばかりであります。どんなふうに議論をしていくのかということについては、既に河原?町長さんからありましたように、住民の皆さん方の議論の高まり、そして、議会や3市町間のご議論というのが深まっていく中で、ようやく合併をするか、しないか、そのときにどういうふうに問題を解決していくのかということが、ようやく明らかになってくるということだろうと思います。
しかし、また、そのためにも、こうした合併を考えていく際の、それぞれの自治の現状や、そして、将来の見通しということをこれから明確に市民の皆さん、町民の皆さんにお示しをしていかなければならない。そういう状況にも来ているのだろうと思います。
そういう点も含めまして、今日は議論、第一には議論の出発点になったということ。2つ目には、これからの議論の仕方として、市民、町民の皆様方にしっかりと議論を興していっていただくということ。そして、3つ目には、そのためにも、この2市1町の現状、そこでのさまざまな可能性や、あるいは合併も踏まえた将来の可能性について、積極的に情報を提供していっていただく。そして、可能であれば、最後に、やはりこうした議論を繰り返し繰り返し積み重ねていける。多くの方にご参加をいただいて、住民も行政も、いろんな立場の方が議論をするような、そういう場がこれからつくられていく。これが大事ではないかというふうに思っております。
よりよい討議、議論を通じて、この地域の自治がますます発展するということをお祈りをいたしまして、とりあえず、このシンポジウムのまとめとさせていただきます。どうも長い時間ありがとうございました。パネラーの皆さん、どうもご苦労さまでございました。
司会
ありがとうございました。
「これからの乙訓を考える」と題しまして、パネラーの皆さん、それぞれの立場から語っていただきました。会場の皆さんも、ご協力ありがとうございました。
もう一度、新川先生初めパネラーの皆様方に拍手をお送りください。
ありがとうございました。
それでは、閉会に当たりまして、乙訓市町会副会長の久嶋務向日市長からご挨拶を申し上げます。
久嶋副会長
皆さん、ご苦労さまでございました。向日市長の久嶋でございます。
本日は、「乙訓地域のあり方を考えるシンポジウム」に多くの皆様にご参加をいただきまして、本当にありがとうございました。
新川先生におかれましては、すばらしい基調講演、そして、シンポジウムの貴重なお話、本当に厚くお礼を申し上げます。
本日のパネラーの皆様方は、乙訓地域のそれぞれの地域で、また、それぞれの分野で大変ご活躍をしていただいている皆様ばかりでございます。その貴重なご経験をもとに、乙訓地域のまちづくりの視点に立って、本日は、とてもよいお話を聞かせていただきました。我々2市1町といたしましても、これからのまちづくりを進めていく上で、とても参考になりました。
さて、来月末の合併特例法の法期限を前に、全国的に合併ラッシュが続いておりますが、合併は地域住民の皆様方にとりまして、まちづくりの視点におきましても、皆様方の生活におきましても、極めて重要な問題であります。住民の皆様お一人お一人が真剣に考えていただかなければならない問題でもございます。
どうか本日のシンポジウムを契機に、皆様方の中で乙訓地域の将来のあり方、乙訓のまちのあり方について、議論が高まっていくことをご期待申し上げ、本日のシンポジウムの閉会のごあいさつとさせていただきます。
本日は長時間にわたりまして、本当にご苦労さまでございました。ありがとうございました。
司会
乙訓市町会副会長の久嶋向日市長からの閉会の言葉でした。
以上をもちまして、シンポジウムをすべて終了させていただきます。
受付でお渡しいたしましたアンケート用紙は、お帰りの際、回収箱にお入れいただきますようご協力をお願いいたします。
長時間にわたりまして、ありがとうございました。お忘れ物のございませんよう、お気をつけてお帰りくださいませ。ありがとうございました。
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更新日:2017年03月01日