三川合流 編
三川合流 編(広報おおやまざき平成28年1月号掲載分)
木津川、宇治川、そして桂川が淀川となる三川合流部だね。
このような大きな三つの川の合流は全国的にもきわめて珍しくて、大山崎ならではの風景といえるね。
でもね、昔から三川が今の場所で合流していたわけではないんだ。
かつて三つの川は淀で合流していたんだけど、たびたび氾濫して甚大な被害を及ぼすため、淀川の改修が喫緊の課題となっていたんだ。 明治元年の大洪水を機に、まず木津川が付け替えられ、明治29年には淀で合流していた桂川と宇治川が、大阪府域の水無瀬で合流することが決まった。
このとき桂川河川敷が広げられることになり、堤防が大山崎側に引堤されたため、大山崎(当時大山崎村)の耕地が失われてしまうので、村長さんが知事に交渉にあたった記録が残っているよ。 その後、3つの川と川の間に背割堤も設けられて、合流部が今のような形になったのは、昭和5年のことになるんだよ。
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更新日:2017年03月23日