トランポリンパークでの事故に注意してください!(令和4年9月28日掲載)

特定のトランポリンパーク(大規模で複数のトランポリンが設置されている遊戯施設)を中心に事故が続いています!

施設から注意をされなくても、宙返り等の危険な行為は止めましょう

 

【事例 1】前方宙返りをして隣のトランポリンに落下し、脳震とうを起こした事例

友人と一緒に後方宙返りや前方宙返り等をして遊んでいたところ、前方宙返りをした際に、誤って、隣にある傾斜のついた坂道状のトランポリンに落下した。その際に、左目の辺りを左膝に激しくぶつけてしまい、衝撃により脳震とうを起こして救急搬送され、入院した。トランポリンで遊んだのは事故の日が初めてだった。施設の入場時に、1枚の紙を示されてバク転等は禁止であるとの説明があったと思うが、自分も友人も、係員から宙返りを止めるよう注意されることはな かった。

 

【事例 2】1つのトランポリンで同時に跳躍したために過度に高く跳ねてしまい、バラン スを失って背中から落下し、肩を脱臼骨折した事例

自分が利用中のトランポリンに友人がふざけて飛び込んできたため、2人分の 体重でトランポリンが深く沈み込み、その反動で高く跳躍しすぎてしまった。そのせいで体勢を崩し、背中からトランポリンの上に落ちた。その際、肩をトランポリンの端の部分に打ち付けて、脱臼骨折した。 事故前にはトランポリンで宙返りをしていたが、係員からは何も注意を受けな かった。

 

消費者へのアドバイス

遊ぶ時に注意すること

 遊戯施設の利用規約や禁止事項をよく確認し、正しく使用しましょう。

以下の注意事項は、その施設で禁止事項とされていなくても、自身の安全を 確保するため、必ず守りましょう。

  • トランポリンを利用する際は、いきなり高く跳ぶことや、宙返りなどの危険な行為はやめましょう。
  • 公式競技にも使用されるような、高く跳躍できるトランポリンを使用する際は、危険性を理解した上で、無理のない範囲で使用しましょう。
  • 1つのトランポリンは1人ずつ使用しましょう。 

 

施設を選ぶときに注意すること

  • 監視員が配置され、十分に監視をしているか確認しましょう。

 

施設側が監視や注意をしていなかったとしても、自分の技量を過信して宙返り等の危険な行為をしないようにして下さい。

 

※消費者庁が、令和2年 12 月から令和4年8月 31 日までの間に消費者安全法に基づく通知を受けて公表したトランポリンパークを利用中の事故 22 件のうち、約6割(14 件)が、「てんとう虫パークBIGSTAGE河内長野店」(所在地:大阪府河内長野市原町四丁目2番3号)において発生したものでした。

 

詳しくは、下記の消費者庁のホームページをご覧ください。

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更新日:2022年09月28日