民生委員・児童委員は、地域の身近な相談役です
ご存知ですか?地域の身近な相談相手「民生委員・児童委員」、「主任児童委員」
大山崎町には「大山崎町民生委員児童委員協議会」が有り、現在34名(内主任児童委員2名を含む)の委員が〈広げよう 地域に根ざした 思いやり〉を合言葉に福祉活動を行っています。
民生委員児童委員とは
民生委員児童委員は地域の中で困り事相談や、福祉の事についてお手伝いするボランティアです。
各民生委員児童委員はそれぞれ決められた区域(平均200世帯前後)を担当し、地域の皆さんからのいろいろな福祉に関わる相談やお手伝いをします。
高齢者・障がい者・子育て中の家庭・生活困窮家庭などで悩みを持っている方の気軽な相談相手でありその解決に向けて役場や関係機関とのパイプ役となります。
主任児童委員とは
主任児童委員は児童福祉に関する事項を専門的に担当する民生委員児童委員です。
地区担当の民生委員児童委員と学校や児童福祉関係機関との連絡調整を行います。
主任児童委員は担当区域を持っていませんが、大山崎町の場合、学区ごとに各1名配置されています。(大山崎小学校区、第二大山崎小学校区)
民生委員・児童委員制度の歴史
民生委員制度は、大正6(1917)年に岡山県で発足した「済世顧問制度」にその源を発します。
当時の世界的な経済恐慌を背景とした社会不安の中、地域社会において、人々の救貧や生活向上を図ることを目的に生まれた制度です。
翌、大正7(1918)年には、東京府(現東京都)で、救済委員制度が、また大阪府では方面委員制度が創設され、その後同様の制度が全国に普及していきました。 ~「地域福祉論 地域福祉の理論と方法」より~
民生委員児童委員の位置づけ
民生委員児童委員は、都道府県知事の推薦によって厚生労働大臣が委嘱します。法律で守秘義務や政治的中立が定められており、身分的には特別職の地方公務員とされています。(地方公務員法第3条3項2号)
全ての民生委員は、児童福祉法により児童委員を兼ねているため、民生委員児童委員と呼ばれ、子どもに関わる相談支援活動もしています。
一方、法律上給与の支給はなく、社会奉仕の精神をもって、常に住民の立場に立って相談に応じ、必要な援助を行うこととされていますので、無償で地域福祉活動を行うボランティアでもあります。
民生委員児童委員はどの様に選ばれるのか
民生委員児童委員は、市町村に設置された民生委員推薦会によりその選考が行われ、都道府県知事に推薦されます。
推薦会は、市町村議会議員、民生委員、社会福祉事業関係者、社会福祉関係団体の代表者、教育関係者、行政機関職員、学識経験者の7分野による委員で構成されます。
都道府県知事は選ばれた人々について都道府県に設置された地方社会福祉審議会に意見を聞いたのちに、厚生労働大臣に推薦し、厚生労働大臣が委嘱します。
民生委員児童委員の任期は
民生委員児童委員の任期は3年となっていますが、再任も可能です。
今回は令和元年12月1日付で委嘱されました。
年齢制限は一応新たに委嘱される際は65歳(主任児童委員は55歳)までで、定年は75歳(主任児童委員は65歳)となっています。但し地域の実情により個別に対応される事も有ります。
組織は(大山崎町民生委員児童委員協議会 組織・機能図を添付)「資料1」
民生委員児童委員及び、主任児童委員の全員が、大山崎町に設置された民生委員児童委員協議会に所属しています。
協議会は、毎月1回定例会や役員会が開催され、各委員間の連絡調整や活動についての意見交換、助言・検討等を実施し、学習タイムでは事例研修や福祉等に関する基礎知識の習得を行っています。
また3つの福祉部会が有り各委員は必ずどれかの部会に所属し、高齢者、障がい者、児童に関する福祉活動や専門知識の習得を行っています。
また協議会の事務局は、大山崎町役場の健康福祉部福祉課に置かれています
民生委員児童委員の活動内容 (活動紹介を添付)「資料2」
民生委員児童委員には守秘義務があり、相談内容や個人情報が他に漏れる事は有りませんので、安心してご相談下さい。
- 生活上のさまざまな相談にのり、その解決に向け適切な対応機関等につなげます。
(子育ての悩み、学童児童の福祉に関する悩み、高齢者や障がい者の福祉に関する悩み等) - 役場や社協(社会福祉協議会)に行くときのパイプ役をします。
(どの担当に話をすればよいか、一人では分から無い時など) - それとなく気を配っています
(一人暮らし高齢者世帯の見守り、子どもの泣き声が良く聞こえてくるけど大丈夫?、学童登校下校の見守り等)
大山崎町の民生委員児童委員の配置 (大山崎町民生委員児童委員担当区域図添付)「資料3」
大山崎町には33名(1名欠員中)の民生委員児童委員が33の区域に配置され、それぞれがその区域で日々の活動を行っています。
主任児童委員の活動内容
- 市町村、児童相談所、学校等との連携を図り、児童や児童を取り巻く環境について児童委員と連携して詳細な情報収集を行います。
- 健やかに子どもを産み育てる環境づくりをめざして、地域ぐるみで子育てを行うための活動の啓発や企画等を担い、児童委員への協力援助をしています。
- 児童の権利の侵害や児童健全育成に好ましくないと思われる場合などについては、関係機関等への連絡や意見具申をします。
大山崎町民生委員児童委員協議会から地域の皆様へのお願い
近年少子高齢化や一人暮らし世帯の増加等がますます進行し、地域福祉に関する要求が増大しています。
その対応は民生委員児童委員だけでは非常に厳しくなって来ています。
地域の皆様の日頃の向こう三軒両隣のお互いの助け合いが非常に大切です。
是非ともご近所の見守り等にご協力をお願い致します。
何かお気づきの事があれば役場や民生児童委員までご連絡お願い致します。
問い合わせ先
民生委員児童委員及び主任児童委員に関する事や、自分の区域の担当民生委員児童委員が分からない等の事があれば協議会の事務局のある下記に問い合わせ下さい。
資料
資料1(大山崎町民生委員児童委員協議会 組織・機能図) (PDFファイル: 118.5KB)
- この記事に関するお問い合わせ先
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福祉課 社会福祉係
〒618-8501
京都府乙訓郡大山崎町字円明寺小字夏目3番地
電話番号:(075)956-2101(代表) ファックス:(075)957-4161
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更新日:2024年02月19日